「今日のことば」
犍陀多は
蜘蛛の糸をつかみ
のぼり始めました。
しばらくのぼるうちに、
犍陀多はくたびれ
ふと下を眺めたのでございます。
(芥川竜之介『蜘蛛の糸』)抄16
「ボクの細道」好きな俳句(987) 桂 信子さん。「かはらけの宙とんでゆく二月かな」(信子) どこの霊山でしたか? 高尾の神護寺さんでしたか? 高台から「かわらけ」を放り、遠くまで飛ばすことで厄除けを願う行事(信仰)がありました。そのことでないとしても「宙とんでゆく」が見事に決まった作品です。
早朝のJアラートや鵙猛る
鵙(もず)