木魚歳時記

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木魚歳時記 第3232話

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 「今日のことば」
    (犍陀多は)血の池の責苦に
    咽(むせ)びながらまるで
    死にかかった
    蛙のように
    もがいておりました。
     (芥川竜之介『蜘蛛の糸』)抄12

 「ボクの細道」好きな俳句(983) 桂 信子さん。「ごはん粒よく噛んでゐて桜咲く」(信子) 晩年の作品でしょうか? そんな気がします。享年90歳まで「草苑」主宰を務め(調べたわけではありませんが)、大阪で生まれ、大阪ですごし、関西俳壇を牽引された女流作家です。桜の満開を遠望できるマンションで詠われた? そんなことを想像しながら鑑賞するのも楽しい。

       堂あらば一灯欲しき虫時雨