「今日のことば」
(うしろに)
あの夏に眼をつけて置いた
大きな熊が両足で立って
こちらにかかって来たのだ。
小十郎は落ちついて
足をふんばって
鉄砲を構へた。
(宮沢賢治「なめとこ山の熊」)20
「ボクの細道」好きな俳句(948) 石田郷子さん。「まだそこにきのふがありし落椿」(郷子) 落椿の艶やかさはひときわです。ぼろんと落ちてなお風情を保っています。さて、「終活」(しゅうかつ)の言葉が目につきます。つまり、死んだときの準備をすることです。ボクも始めてみましたが・・「お父さん、ちゃんとしてあげるから。と、息子がいいました。」なるほど、棺桶に入ったら、自身がなりゆきを見届けるわけにはゆかない! なるようにしかならない。そこで「終活」するのは止めました。
きちきちの跳ねて三千大世界
三千界=インド仏教の世界観