木魚歳時記

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木魚歳時記 第3193話

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 「今日のことば」
    小十郎はどきっとしてしまひました。
    そばに寄って見ましたらちゃんと
    この前の熊が口からいっぱい
    血を吐いて倒れてゐた。
    小十郎は思はず拝むやうにした。
     (宮沢賢治「なめとこ山の熊」)14

 「ボクの細道」好きな俳句(942) 石田波郷さん。「吹き起こる秋風鶴をあゆましむ」(波郷) 波郷さんの作品は、なぜか読者の心に迫ります。山口誓子さんの作品が、鋼(はがね)を打つて作る名刀のように強靭とするならば、波郷さんの作品は折鶴を織るような繊細さで迫る名品です。そして両人とも「上品上生」(じょうぼんじょうしょう)の秀句を生む名手です。比して「下品下生」の駄作(下記)を並べるのがボクです(汗)。

      偕老の同穴したりちんちろりん 

                  偕老(かいろう)