木魚歳時記

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木魚歳時記 第3173話

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 「今日のことば」
    兎はますますよろこんで、
    あゝありがたや、山猫さま。
    おかげでわたくしは
    脚(あし)がなくなって
    もう歩かなくても
    よくなりました。
     (宮沢賢治「顔を洗はない狸」)14

 「ボクの細道」好きな俳句(922) 波多野爽波さん。「暗幕にぶら下がりゐるばつたかな」(爽波) おそらく、野外(校庭)に映写幕を用意して、地域の映画会が催されたのでしょう(昔はよくありました)。夕ぐれて映写が始まる少し前、まだ薄明るい暗幕の端にバッタがへばりついている。バッタも映画鑑賞するつもりなのでしょうか? この作者の軽妙な作品にはいつも感服をいたします。

       病葉の己が内なる寂光土 

                  病葉(わくらば)