「今日のことば」
(狐の幻燈会)
ひるはカンカン日のひかり
よるはツンツン月あかり
たとへからだがちぎれても
狐の生徒はそねまない。
(宮沢賢治「雪渡り」)15
「ボクの細道」好きな俳句(906) 飯島晴子さん。「うしろからいぼたのむしと教へらる」(晴子) 「いぼたの虫」とは、カメムシの一種で、小枝に蝋(ろう)のような塊をこしらえて棲むところから「水蝋虫」(いぼた)と記されるようです。作者は「これなにかしら?」と独り言をつぶやいていたところ、背後から(見知らぬひとに)「それは、いぼたの虫ですよ」と、教えられたというのです。それだけのことです。
デパートへ涼みに入る某氏S