「今日のことば」
(狐の子も面白さうに)
四郎はしんこ、かん子はかんこ、
黍(きび)の団子を
おれやろか。
(宮沢賢治「雪渡り」)8
「ボクの細道」好きな俳句(899) 八田木枯さん。「麦藁帽妙にふかくて寂しいぞ」(木枯) 農村とかならばともかく、麦藁帽子をかぶる人を見かけることは少なくなりました。それはともかく、麦藁帽子を妙に深々と被った人と出会った? なにかよからぬことでもあったのでしょうか? あっ、もしかしたら読み違い? 自身の麦藁帽子がずぶりと入りすぎ、一瞬、痩せたのかな? 年老いたのかな? と妙に寂しい気持ちになる自分が居る。ボクは後者だと思います。
風狂やこの世さかさに蚊のつるむ
風狂(ふうきょう)