木魚歳時記 第3144話

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 「今日のことば」
    堅雪かんこ、凍(し)み雪しんこ。
    二人は森の近くまで来ました。大きな柏の木は
    枝も埋(うず)まるくらゐ立派な透きとほつた
    氷柱(つらら)を下げて重そうに身体を
    曲げて居りました。
     (宮沢賢治「雪渡り」)2

 「ボクの細道」好きな俳句(893) 鈴木六林男さん。「泥棒や強盗に日の永くなり」(六林男) 日永(ひなが)、つまり昼間の長い夏は、空き巣、コソ泥にとっては稼ぎ時なのです。稼働時間が多くなるからです(笑)。ウソのような本当の話なのかもしれません。ところで、盗難の手口も様変わりしてきました。重機を使って「現金出納機」丸ごとかっぱらう! 大胆不敵というか奇想天外というか、世の中変わってきました。

         青鷺の独去独来独居癖 

                     独去(どっこ)