木魚歳時記

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木魚歳時記 第3134話

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 「今日のことば」
     (頑丈さうな柏の木が)
    清作は、一等卒の服を着て
    野原に行っつて、ぶだうをたくさんとつてきた。
    とこうだ。だれかあとをつゞけてくれ。
    ホウ、ホウ、七とうしゃう、なまりのメダル。
     (宮沢賢治「かしわばやしの夜」)12

 「ボクの細道]好きな俳句(883) 立岩利夫さん。「麦の秋男ゆつくり滅びゆく」(利夫) 「男ゆつくり滅びゆく」とは? そのヒントは、季語の「麦の秋」にありそうです。「麦の秋」は、五月下旬ごろ、すなわち、初夏の季語です。麦が黄熟して刈り取られる頃の「光と影」に注目したいのです。万物が新緑に燃え盛る頃に、刈り取られ黄色く干された麦の束に「男の背中」つまり、男の哀愁を感じるというのです。麦が「二毛作」(勤勉)であるという含みもあるかも? 

       変ねェと妻いふぼくの夏帽子