木魚歳時記

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木魚歳時記 第3132話

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 「今日のことば」
      (となりの柏の木が)
    こざる、こざる、
    おまへのこしかけぬれてるぞ、
    霧、ぼつしやん、ぼつしやん、ぼつしやん、
    おまへのこしかけくされるぞ。
    うまいねえ、うまいねえ、とたんのメタル。

     (宮沢賢治「かしわばやしの夜」)10

 「ボクの細道]好きな俳句(881) 山口誓子さん。「泳ぎより歩行に移るその境」(誓子) 秋元不死男さん、飯島晴子さんのお二人の感性と比べると、誓子さんの作品には、磨き抜かれた珠玉の輝きのような魅力を感じます。まるで、俳句の教科書にしたいような正確さがあります。この「歩行にうつるその瞬間」にしても、その動きが鮮やかに映像として浮かび、動かしようがないから凄いのです。ボクは、誓子さんを俳句の神さまであると尊敬しています。

        遠雷や恋の生まれる黍畑 

                   黍畑(きびばたけ)