「今日のことば」
(つづき)
五とうしやうは とたんのメタル
六とうしやうは にせがねメタル
七とうしやうは なまりのメタル
八とうしやうは ぶりきのメタル
(宮沢賢治「かしわばやしの夜」)4
「ボクの細道]好きな俳句(875) 今瀬剛一さん。「鶏小屋に鶏ををさめて旱星」(剛一) 真夏の日暮れは遅い。農家の仕事は、夜明けに始まり暗くなるまで続くのです。最後に、鶏たちを鶏小屋に追い込み、今日の一日はおしまいです。ホッとして空を見上げると、旱星(ひでりぼし)がまたたいておりました。「鶏ををさめて」のことばに、なんともいえない作者の愛情が伝わります。