木魚歳時記 第3123話

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 「今日のことば」
     (若い柏の木が叫びました)
    「おつきさん、おつきさん、おつきさん、
    ついお見外れして すみません
    あんまりおなりが ちがふので
    ついお見外して すみません。」
     (宮沢賢治「かしわばやしの夜」)1

 「ボクの細道]好きな俳句(871) 高野素十さん。「端居してたゞ居る父の恐ろしき」(素十) 昔、座っているだけで、ただ怖い「おやじ」が居たのは事実です。ブログ作者のおやじ(師僧)もそうでした。食事も独り「据え膳」でした。ボクたち家族は、すこし離れた「ちゃぶ台」で食事をしました。でも、それはそれでよき時代でした。ボクは、いま、「おやじ」のすべてに感謝しています。

        脳天に黴の生えたる哲学者