木魚歳時記

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木魚歳時記 第3107話

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 「今日のことば」
    栗の木はちよつとしずかになつて、
    「やまねこなら、けさはやく、
    馬車でひがしの方へ飛んで行きましたよ。」
    と答えました。
     (宮沢賢治「どんぐりと山猫」)5

 「ボクの細道]好きな俳句(855) 山口誓子さん。「夏草に汽罐車の車輪来て止る」(誓子) 誓子さんの代表句です。このブログでも、2~3回はご紹介した記憶があります。蒸気機関車が全盛期であった時代の作品です。待避線に入ってきた機関車の動輪がゆっくりと止まる。巨大な動輪(視覚)がクローズアップされ、蒸気の吹き出す音(聴覚)、線路のわきに茂る夏草と動輪の強弱対比まで、見事な映像となって読者の脳裏に焼き付きます。

        長生きはしたいけれども黴の花