「今日のことば」
一郎は栗の木をみあげて、
「栗の木、栗の木、やまねこが
ここを通らなかつたかい。」
とききました。
(宮沢賢治「どんぐりと山猫」)4
「ボクの細道]好きな俳句(854) 大木あまりさん。「わが死後は空蝉守になりたしよ」(あまり) 「空蝉」(うつせみ)とは、地虫(蝉)のぬけがらのことです。しかし、「空蝉守」は、抜け殻「守」のことではない? 王朝文学にからめてのこと? でも、ボクのような唐変木には、源氏物語などとてもとても。それとも「空蝉守」は、やはり、抜け殻「守」のことで、抜け殻についての作者の特別の思い入れが? あなたて面白いお方です。あまりさん。
忖度はこの世のならひ蛇苺
忖度(そんたく)