木魚歳時記

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木魚歳時記 第3092話

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 「今日のことば」
    風がどうと吹いてきて、
    草はざわざわ、
    木の葉はかさかさ、
    水はごとんごとんと
    鳴りました。

           (宮沢賢治「注文の多い料理店」)1

 「ボクの細道]好きな俳句(843) 藤田湘子さん。「逢ひにゆく八十八夜の雨の坂」(湘子) まず「逢ひにゆく」と切り出すことで、読者の興味を引きつけます。そして、「雨の坂」という抒情的な場面で、読者の想像力を掻き立てます。結びは「八十八夜」と、やや、想像外の納めとなりましたが、しかし、俳句という文芸の「何か!」を知りつくした手練れた作者ならではの作品です。

        青蜥蜴そろりしやなりと雲母坂