「今日のことば」
庭のなか(4)
分葱(わけぎ)一くせえなあ!
大蒜(にんにく)一きっと、また石竹(せきちく)のやつだ。
(ルナール『博物誌』)
「ボクの細道]好きな俳句(843) 井上菜摘子さん。「花栗が四方になだれ逃げだせぬ」(句集『さくらがい』) 栗の花の咲き乱れるさまも、その散るさまも、それを見るととてもそこからは逃げ出せそうにない。それくらいに凄まじい。! と、そのように読みました。ところで、栗の花には一種独特の匂いがあるそうです。(俗説?)。もし、そのことを意識して、飛躍させて読むならば ― ふふふ。だからこそ俳句は面白い(汗)。まあ「逃げだせぬ」が作者ご自身であることだけは確かです。
花栗の盛る小径やつんときた
小径(こみち)