「今日のことば」
小蜂
いくらなんでも、
それでは自慢の腰つきが
台なしになる。
(ルナール『博物誌』)
「ボクの細道]好きな俳句(833) 正木ゆう子さん。 「虹を呼ぶ念力ぐらい身につけし」(句集『羽羽』) 自然を愛する作者にしては、めずらしく、自己顕示色を感じる作品で驚きました。虹ほど、美しく、幻想的で、そして「虹」はやがて消えてゆくもの。ともかく虹ほど魅力に満ちた自然現象は少ない。ですから、作品に、微塵たりとも嫌味を感じることがないのは、そうした「虹」という現象のもつロマン性にあるのか? はたまた「念力」という言葉のもつ神秘性にあるのか?