賢者が精励修行によって怠情をしりぞけるときには、智慧の高閣(たかどの)に登り、自らは憂いなくして(他の)憂いある愚人どもを見下ろす。山上にいる人が地上の人々を見下ろすように。(ダンマパダ)
「ボクの細道]好きな俳句(820) 正木ゆう子さん。「吹く風の緩めば昇るはなびらよ」(句集『羽羽』) 第5句集『羽羽』の巻頭句です。東北大震災への思いが根底にある作品でしょうか? さくら雪吹の頃ともなれば、少しは暖かい風も訪れることでしょう。そうすれば、「失われたもの(いのち)も天国へと昇るのでしょう」。そうすれば「わたくしというはなびら」も「うれしくて浮遊することでしょう」。そんな解釈は無理かな? 間違って読んでしまったかも?
「今日のことば」
書物は、それが書かれたときと同じように
思慮深く、また注意深く
読まれなくてはならない。
(ソロー)