第二章 はげみ
つとめ励むのは不死の境地である。怠りなまけるのは死の境地である。つとめ励む人々は死ぬことがない。怠りなまける人は死者のごとくである。(ダンマパダ)
「ボクの細道]好きな俳句(813) 正木ゆう子さん。「それは少し無理空蝉に入るのは」(句集『夏至』) ヤドカリでありません。それは無理でしょう。しかし、作者はそうした即物的なことを言いたいのではない? つまり「空蝉」(うつせみ)、蝉のヌケガラを見て、和歌の世界にあるような「女性の生きざま」に思いをはせられた? しかし、時間を巻き戻すことはできない。つまり、仏教の説く「諸行無常」(しょぎょうむじょう)の真理に思いをはせられた?
「今日のことば」
流行とは
時代遅れになるものよ。
(ココ・シャネル)
かなぶんの去りて花唇の鎮もれり
花唇(かしん)