木魚歳時記 第3043話

f:id:mokugyo-sin:20170423054937j:plain

 この世のものを浄(きよ)らかだと思いなして暮らし、(眼などの)感管をよく抑制せず、食事の節度を知らず、怠けて勤めないものは、悪魔にうちひしがれる。弱い樹木が風に倒されるように。(ダンマパダ)

 「ボクの細道]好きな俳句(799) 正木ゆう子さん。「しずかなる水は沈みて夏の暮」(句集『静かな水』) 「しずかなる水はさらに沈みて静かとなるであろう」とは作者の弁。作者の居住される近くには小さな湖があるようです。作者は、ときには、湖の水に手を触れそのささやきに耳をかたむけ、湖面を見て水の深さを知り、あるいわ、汀(みぎわ)の大樹の幹によりかかり、樹液の音(こえ)を感じるのを楽しみとされるのでしょうか?

「今日のことば」
        私たちは、いわば二回この世に生まれる。
        一回目は存在するために、
        二回目は生きるために。
         (ルソー)

         ダメなのよだめだめだめよ蟇蛙 

                                   蟇蛙(ひきがえる)