「かれは、われを罵(ののし)った。かれは、われを害した。かれは、われにうち勝った。かれは、われから強奪した。」という思いをいだく人々には、怨(うら)みはついに息(や)むことがない。(ダンマパダ)
「ボクの細道]好きな俳句(795) 正木ゆう子さん。「揚雲雀空のまん中ここよここよ」句集(『静かな水』) 揚げひばりが、大空の到達点で、フォーバークラフト(空中停止)しながら「ここよここよ」(いらっしゃい)と歌っているというのです。また、落雲雀は、着地点を明かさないといわれます。つまり、巣穴・幼鳥の居場所を外敵の目からそらすためでしょうか? 一見のどかに見える一句の中に、野生の営みの厳しい現実があり、しかも、それをユーモラスに表現したところに作者の正確な観察の目と「遊び心」を感じ好感が持てます。
「今日のことば」
若いうちは学び、
年をとったら理解する。
(マリー・エブナー)
遅咲きのさくら抱きて山笑ふ
抱(いだ)き