(ブログ筆者より)
引き続き、『ダンマパダ』(『法句経』)をご紹介します。『ダンマパダ』は『スッタニパータ』と同様に、現存する経典の中で最古といえる経典の一つです。そこで『ダンマパダ』(中村 元訳)・『ブッダの真理のことば』をテキストに順次ご紹介をしてまいります。ブログの紙幅の関係で、同書にある注記・解説の引用はできません。興味のある方は岩波文庫・青302-1『ブッダの真理のことば・感興のことば』(中村 元著)をご参照ください。
「ボクの細道]好きな俳句(792) 金子兜太さん。「涙なし蝶かんかんと触れ合いて」(兜太) 蝶はどこからか湧いて出ます。地上の低いところをからまるように、もつれるように流れます。しかし、お互い衝突することはありません。つまり「触れ合う」ことはありません。ましてや「かんかん」と音立てることなどありません。掲句は、蝶の乱舞を「涙なし」と無機質なものに転じることで成功した稀なケースです。凡人が真似して出来ることでありません!
「今日のことば」
人生はいたって単純。
競争なんて本当は存在しないし、
勝たなきゃいけないレースもない。
(スーザン・サマーズ)
物干に空のハンガー花の昼
空(から)