木魚歳時記

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木魚歳時記 第3025話

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 (十六学生の質問の結語)(ビギャンがいった)「(師)バーヴァリさま。わたくしは、知恵豊かなゴータマ(ブッダ)、のもとから、瞬時でも離れて住むことはできません。」(スッタニパータ) 

 「ボクの細道]好きな俳句(780) 井上菜摘子さん。「菜の花は吃水線なり逢ひにゆく」(句集『さくらがい』) 吃水線(きっすいせん)とは、船舶の積載量(基準)を示す、船腹の赤いラインのことです。さて、作者は、ある重大な決断に迫られた? それは「逢ひにゆく」とあります(もしかしたらプロポーズへの回答か?)。ならば、作者の好きな「菜の花」の美しい、今、この時期を逃してはならない! 「吃水線」を心の基準(比喩)として用いて見事に成功した秀作です。

 「今日のことば」
         どんな遠くに旅をしても、
         その距離だけ内面へも旅をしなければ、
         どこへも行きつくことはできません。
          (リリアン・スミス)

          菫ほど愛しきものに恋心