(十六学生の質問の結語)バーヴァリがいった。「かれ(ブッダ)は、即時に実現され、時を要しない法、すなわち煩悩(ぼんのう)なき妄執の消滅をそなたに説示した。かれに比すべき人はどこにも存在しない。」(スッタニパータ)
「ボクの細道]好きな俳句(779) 井上菜摘子さん(春季)。「桜貝わたくしといふ遠流かな」(句集『さくらがい』) 句集名となった代表作です。作者自身がその足跡を振り返り「遠流」(おんる)とは少し厳しすぎるとしても、今、浜辺に流れつき、なお、打ち寄せる波に磨かれつづける桜貝(自身)を自分で褒めてあげたいような気もする。ふと、ボクは、小笠原秀實先生の「足あとの残らば残れ足あとの消えなば消えねひとり旅ゆく」のお歌を思い出していました。
「今日のことば」
人生は意義ある悲劇だ。
それで美しいのだ。
生き甲斐がある。
(岡本太郎)
陽炎を裏であやつる陰陽師
陰陽師(おんみょうじ)