木魚歳時記

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木魚歳時記 第3019話

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 (十六学生の質問の結語)ビンギャは(師バーヴァリのもとに帰って)いった。「たとえば鳥が疎(まばら)な林を捨て果実の豊かな林に住みつくように、わたくしもまた見ることの少ない人々を捨て、白鳥のように大海に到着しました。」(スッタニパータ)

 「ボクの細道]好きな俳句(774) 阿部完市さん。「山ごーごー不安な龍がうしろに居り」(完市) アベカンさんの俳句は面白い。こんな俳句は理屈で考える必要はありません(そう思います)。読者は、物語の世界に迷い込んだつもりで、不安と怖いもの見たさの、わくわくする気持ちになればそれで充分です。なにせ龍も「不安」なのですから! 龍を恐れることはありません。

 「今日のことば」
         人は、運命を避けようとしてとった道で、
         しばしば運命にであう。
        (ジャン・ド・ラ・フォンテーヌ)

           春めくや雲と羊と楱の木と 

                      楱(はん)