木魚歳時記 第2941話

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 (学生メッタグーの質問)学生メッタグーはいう「偉大な仙人(ブッダ)のことばを聞いてわたしは喜びます。ゴータマ・ブッダさま。煩悩(ぼんのう)の要素のない境地がよく説き明かされました。たしかに先生(ブッダ)は苦しみを捨てられたのです。あなたはこの理法をあるがままに知っておられるのです。」(スッタニパータ)

 「ボクの細道]好きな俳句(700) 安住 敦さん。「雪の降る町といふ唄ありし忘れたり」(敦) 中田 喜直(なかだ よしなお)作詞。NHKラジオの連続放送劇「えり子とともに」(1951年~)の挿入歌として有名です。「誰もわからぬわが心このむなしさをこのむなしさをいつの日か祈らん」。この歌詞には敦さん自身の「思い出」とダブルところがあるのでは? だから「忘れたり」なのでは?

 「今日のことば」 

       「空」 
        心 明るい人は「そら」と読むでしょう。
        心 淋しい人は「から」と読むでしょう。
        心 尽(つく)した人は「くう」と読むでしょう。
         (新井世子)

         足元へぼろつと落ちる黄粉餅 

                     黄粉(きなこ)