(学生メッタグーの質問)学生メッタグーはいう「われらがあなた(ブッダ)におたずねしたことを、あなたはわれらに説き明かしてくださいました。あなたに他のことをおたずねします。諸々の賢者は煩悩(ぼんのう)の激流、生と老衰、憂いと悲しみとをどのようにして乗り超えるのですか?」(スッタニパータ)
「ボクの細道]好きな俳句(695) 飯田龍太さん。「子の皿に塩ふる音もみどりの夜」(『忘音』46歳) 視覚(色彩)と聴覚(音)とが見事に響き合いあざやかです。他に「どの子にも涼しく風の吹く日かな」(46歳)。(母を失う悲しみ)「生前も死後もつめたき箒の柄」(45歳)(両親を失う悲しみ)「父母の亡き裏口開いて枯木山」(45歳)など円熟期の秀作がならびます。
「今日のことば」
供養ということの意義は、
その人の美しい心を、
うけつぐことである。
(田中慶道)