木魚歳時記 第2933話

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 (学生メッタグーの質問)メッタグーが尋ねた「ブッダ! あなたにおたずねします。あなたはヴェーダ(聖典)の達人、心を修養された方だと考えます。世の中にある種々様々な苦しみは、どこから現れたのですか。」(スッタニパータ)

 「ボクの細道]好きな俳句(692) 飯田龍太さん。「紺絣春月重く出でしかな」(『百戸の谿』31歳) 龍太さんの代表句とされます。甲府の図書館に勤務(3年ほど)された頃の作品だそうです。「春月重く」についての推測もいろいろとあるようですが、「子どもの頃は久留米絣(かすり)着物(お古る)を兄たちから順に着せられた。」と、龍太さんは自伝に記しておられます。他に「熱の子に早鐘打つて遠蛙」(31歳)「花栗のちからのかぎり夜もにほふ」(32歳)など心情に迫る秀句が多く残されています。

 「今日のことば」 
         施して、
         報を願わず。
         受けて、
         恩を忘れず。
         (中根東里)

        オンコロコロセンダリソワカ嫁叩 

                    嫁叩=昔の習慣(地方)