(学生アジタの質問)師(ブッダ)は答えられた「学生アジタよ。世間は無明(むみょう)によって覆われている。世間は貪(むさぼ)りと怠惰(たいだ)のゆえに輝かない。欲心が世間の汚れである。苦悩が世間の大きな恐怖である。とわたくしは説く。」(スッタニパータ)
「ボクの細道]好きな俳句(676) 野見山朱鳥さん。「寒雷や針を咥へてふり返り」(朱鳥) さて、句意は? 針仕事に精を出していた妻が、季節はづれの冬の雷に驚き、縫い針を咥(くは)へたまま、そばの夫をふり返る。日頃は、旦那のことをボロクソにけなしていたとしても! やはり、亭主がそばにいてこその妻なのでありましょうか?
「今日のことば」
学ぶことが少ない人は、
牛のように老いる。
かれの肉は増えるが、
かれの智慧は増えない。
(原始経典)
豁然と大往生や年の暮
豁然(かつぜん)