木魚歳時記 第2900話

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 (序)アジタは、師(ブッダ)の肢体(したい)に円満な相好(そうごう)のそなわっているのを見、喜んで、師(ブッダ)の傍らに立ち、こころの中で(ブッダに)質問をした。(スッタニパータ)

 「ボクの細道]好きな俳句(659) 尾崎放哉さん。「墓のうらに廻る」(放哉) 尾崎放哉(ほうさい)さんは有名な自由律俳人です。ですから作品が無季であろうと、17文字に欠けていようと、そうしたことはあまり気になりません。放哉さんは、41歳で亡くなられ、小豆島の南郷(みなんご)庵の近くの共同墓地に葬られたようです。ですから、掲句の「墓」は、尾崎家の墓に墓参をされたときに詠まれた作品でしょうか?

 「今日のことば」 
         いだかれてあるとも知らず
         おろかにも
            われ反抗す
         大いなる手に。
          (九条武子)

         マスクした女なんだかミステリアス