(序)バーヴァリは云う「もしもかれが、見るはたらきの障礙(しょうぎ)のない目ざめた人(ブッダ)であるならば、心の中で問われた質問に、ことばを以て返答するであろう。」(スッタニパータ)
「ボクの細道]好きな俳句(647) 飴山 實さん。「手にのせて火だねのごとし一位の実」(實)「一位の実」とは、ブナ科の「石櫧」(いちいがし)のことです。木質が固いので、この木で作られた笏(しゃく)とか鍬(くわ)は重宝され、「一位」の名がつけられたとか! 実は赤く甘くて食べられるそうです。尖った緑葉の中でルビーのように光るところから「火だねのごとし」と詠われたのでしょう。
「今日のことば」
求める心はさびしい、
しかし、与える心はゆたかだ。
(西田天香)