(序)バーヴァリは云う「もしもかれが、(転輪王)として家にとどまるならば、この大地を征服するであろう。刑罰によらず、武器によらず、法によって統括する。」(スッタニパータ)
「ボクの細道]好きな俳句(644) 佐藤小枝さん。「ひよんの実を教へて男消えにけり」(小枝) 「瓢の実」は、虫の出た、瓢(ひょん)の空洞が鳴るという風情のある季語です。これを「虫癭」(ちゅうえい)というようです。ようするに、虫に食われて出来た「穴」が鳴るということです。心根のやさしい女を食い尽くし、そして去っていった。あの憎いけれども愛しい男のことを詠った俳句です。
「今日のことば」
本気なら
何をしたって
立派だからね。
(里見 淳)