木魚歳時記

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木魚歳時記 第2877話

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 (序)(目ざめた人)という語を聞いてバーヴァリは歓喜した。かれの憂いは薄らいだ。かれは大いに喜んだ。(スッタニパータ)

 「ボクの細道]好きな俳句(636) 井上菜摘子さん。「檪の実兄がゐさうで投げ返す」(句集『さくらがい』) 「檪」(くぬぎ)はどんぐりのことです。どんぐりが音たて小径へころがり出たのでしょう。それを拾って(亡き)兄の立って居そうなクヌギ林の中に投げ返したというのです。そこに(亡き)兄が居て、傍らの小径に作者自身が居る。兄妹の(心の)会話が聞こえてきそうな秀作です。

 「今日のことば」 
         我はこれ
         烏帽子(えぼし)もきざる
         男なり
         (法然上人)          

         大粒のぎんなん踏みて大往生