木魚歳時記 第2876話

f:id:mokugyo-sin:20161107054503j:plain

 (序)女神云う「かの目ざめた人(ブッダ)、尊き師、眼ある人は、世に法を説き給う。そなたは、かれのもとに赴(おもむ)いて、問いなさい。かれは、そなたにそれを説明するでしょう。」(スッタニパータ)

 「ボクの細道]好きな俳句(635) 井上菜摘子さん(秋季)。「経糸を抜けば木の実の降りやまず」(句集『さくらがい』) 経緯(けいい)の言葉があります。たて糸とよこ糸のことです。(社会の)秩序は縦糸と横糸より成り立っています。ですから、経糸(たて糸)を抜けば(社会の)秩序は乱れます。一方、(樹木が)芽吹き、花咲き、実が落ちる。この(大自然の)サイクルは悠久です。この大自然の摂理を暗示したスケールの大きな作品です。

 「今日のことば」 
         私たちは
         大きくも
            小さくもありません。
         神のみ前にあるのみです
         (マザー・テレサ)

        秋雨がきれいなたべものくれました