木魚歳時記 第2833話

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 (武器を執ること)師(ブッダ)はいわれた「苛酷(かこく)なることなく、貪欲(とんよく)なることなく、動揺して煩悩(ぼんのう)に悩まされることなく、万物に対して平等である。動じない人に問う人があれば、その美点をわたしは説くであろう。」(スッタニパータ)

 「ボクの細道]好きな俳句(592) 三橋鷹女さん。「秋風や水より淡き魚のひれ」(鷹女) 昨夜は夢を見ました。枯野道を歩いても歩いてもまだ枯野の真っただ中。そんな夢でした。まあ、夢のことですから、それを考えても無意味なことですが・・ボクが、安らぎの「彼岸」(ひがん)つまり「ニルヴァーナ」つまり「涅槃」(ねはん)の向う岸にたどりつくのは遥かに遠いのかも・・自身の「業」(ごう)の深さを身にしみ感じたのは確かです。今日でお彼岸の行事は「結願」(けちがん)を迎えます。

       さすらひてさすらひてまだ枯野かな