(武器を執ること)師(ブッダ)はいわれた「殺そうと闘争する人々を見よ。武器を執(と)って打とうとしたことから恐怖が生じたのである。わたくしがぞっとしてそれを厭(いと)い離れたその衝撃を宣(の)べよう。」(スッタニパータ)
「ボクの細道]好きな俳句(576) 高田正子さん。「まつくろに枯れて何かの実なりけり」(正子) こんな実を見ます。真っ黒に枯れて、びっしりと枝にこびりついています。鳥も、もちろん人間も取らないので「まつくろに枯れて」残っています。けど、安心してください。枯れた種子(たね)は、悪さ好きの強い風に運ばれて、どこかで、つぎの<いのち>を残すことでしょう。自然の営みは不思議なほどうまくできているのです。
末枯るる怒りの苦さまた青さ
苦(にが)さ