(並ぶ応答―長編)ブッダは説く「あるいは、ぞっとする苦行にもとづき、あるいは見たこと、学んだこと、思索したことにもとづき、声を高くして清浄を讃嘆するが、妄執(もうしゅう)を離れていないので、移り変わる種々なる生存のうちにある。」(スッタニパータ)
「ボクの細道]好きな俳句(543) 岡本 眸さん。「雲の峰一人の家を一人発ち」(眸) 眸さんの作品に出会うと、いつも、観世音菩薩さまを拝んだ時のように癒されます。「雲の峰」の立つ真夏の日。見送る人のない家を発ち独り旅に出発される。核家族化や高齢化が、まだ、今のように進まない眸さんの時代です。ですから、なおさらこの作品の情景が心を打つのでありましょう。
這い登る凌霄の花もう咲くぞ
凌霄(のうぜん)