木魚歳時記 第2757話

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 (並ぶ応答―小編) ブッダは説く「(世の学者たちは)めいめいの見解に固執して、互いに異なった執見(しゅうけん)いだいて争い、(みずから真理への)熟達者であると称して、さまざまに論ずる。『このように知る人は真理を知っている。これを非難する人はまだ不完全な人である』と。」(スッタニパータ)

 「ボクの細道]好きな俳句(519) 日野草城さん。「梅雨寒の昼風呂ながき夫人かな」(草城) 草城さんの作品には、御令室をモデルとして登場させるケースが多い(そんな気がします)。しかし、例の「ミヤコホテル」シリーズを始め、ほぼ、フィクション(創作)であろう? これが通説のようです。それはともかく、草城さんの時代において(一見すれば)自身の御令室を作品に登場させた。つまり、読者をしてノン・フィクションと読ませ違和感を感じさせないところが凄いのです。

       くちなはといちいちふれてあるくのは