木魚歳時記

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木魚歳時記 第2754話

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 (争闘)師(ブッダ)は答えた。「この世において或る賢者たちは『霊(たましい)の最上の境地これだけのものである』と語る。さらにかれらのうちの或る人々は断絶を説き(精神も肉体も)残りなく消滅することのうちに(最上の清浄の境地がある)と巧みに語っている。」(スッタニパータ)

 「ボクの細道]好きな俳句(517) 鈴木六林男さん。「わが死後の乗換駅の潦」(六林男) 「潦」(にわたずみ)」とは、雨のあとにできた<水たまり>のことです。雨を「夕立」と考えると季節感はあります。しかし無季俳句でしょう。(通勤時)に見慣れてきた「乗換駅」の水たまり(回想)は、自分の死後においても、やはり「水たまり」しているのだろう(予想)。一句に哀感がただよい、かつ、自然の悠久性を感じさせるところが秀逸です。

        化猫のあかんべえする夏狂言

                     化猫(ばけねこ)