木魚歳時記

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木魚歳時記 第2742話

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 (争闘)バラモンは問う「世間において、愛し好むものは何にもとづいて起こるのですか? また世間にはびこっている貪(むさぼ)りは何にもとづいて起こるのですか? また人が来世に関していだく希望とその成就(じょうじゅ)とは、何にもとづいて起こるのですか?」(スッタニパータ)

 「ボクの細道]好きな俳句(505) 原 石鼎さん。「春陰や眠る田螺の一ゆるぎ」(石鼎) 「春陰」(しゅんいん)の季語は、「花曇り」とおなじく、春の曇りがちのお天気を指します。都会の暮らしを続けていると「田螺」(たにし)が動くのを見ることはありません。しかし、寒い間、泥の中にじっとしていた田螺が、春の到来を感じ「ひとゆるぎ」する。そんな自然のおおらかさは伝わってきます。このごろの異常気象を見て、日本の四季の豊かさのことが気になるところです。

         洛北は終の栖やさみだるる 

                    終(つい) 栖(すみか)