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木魚歳時記

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木魚歳時記 第2738話

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 (死ぬよりも前に) 師(ブッダ)は答えた。「かれは世間において(わがもの)という所有がない。また無所有を嘆くこともない。かれは(欲望に促されて)諸々の事物に赴(おもむ)くこともない。かれは実に(平安なる者)と呼ばれる。」(スッタニパータ)

 「ボクの細道]好きな俳句(501) 大木あまりさん。「手の切れるやうな紙幣あり種物屋」(あまり) 「種物屋」とは、農家などで栽培するさまざまな作物の種をそろえて販売するお店のことです。その店に「手の切れるような紙幣あり」とは? 「紙幣」とは、なんでも手に入る。つまり、なんでも「もの」が求められる「打ち出の小槌(こづち)」です。しかも、それが、真っ新ピカピカの「手の切れるやうな」紙幣なのです! なんと衝撃的な比喩なのでしょう。

         金色の鳥の目うごく木下闇 

                     木下闇(こしたやみ)