木魚歳時記

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木魚歳時記 第2702話

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 (パスーラ)諸々の審判者がかれの所論に対し「汝の論議は敗北した、論破された」というと、論争に敗北した者は嘆き悲しみ、「かれはわたしを打ち負かした」といって悲泣する。(スッタニパータ)

 「ボクの細道]好きな俳句(466) 神野紗希さん。「石棺に窓なかりけり蟇」(紗希) むむむ。一瞬、ぎょっとした作品です。「石棺」ですから、王者を埋葬した古墳などを連想してしまいます。そうならば、蟇(ひきがえる)は、石棺に埋葬された王の比喩でありましょうか? となれば「窓なかりけり」は? 盗掘などで荒らされた石窟の主(あるじ)の無念さを象徴している? 仮にそれが、作者の意図されたたことでなくとも、読者がいろいろと想像をふくらませることができるのは、その作品が勝れていることを示します。 

        逃水を追ひてハーレーダビッドソン