木魚歳時記 第2693話

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 (ティッサ・メッテイヤ) 師(ブッダ)は答えた「そうして他人に詰(なじ)られたときには虚言に陥(おちい)る。すなわち、(自分から傷つける)刃(悪行)をつくるのである。これがかれの大きな難所である。」(スッタニパータ)

 「ボクの細道]好きな俳句(457) 星野立子さん。「たんぽゝと小声にいひて見て一人」(立子) 俳句のよさはゆるぎない「伝統」の維持です。それは大虚子に始まる「一門」の作品に示される気がします。中でも星野立子さんの作品は、いつ、どのような作品に触れても「気持ち良く」鑑賞できるから不思議です。素直な気持ちで読者は受け入れることができるのです。教えられた「道」を迷うことなく進む。それと、一門に流れる「血」の魅力を見逃すわけにはゆきません。

         宵おぼろ仏吐きたる空也像