木魚歳時記 第2691話

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 (ティッサ・メッテイヤ) 師(ブッダ)は答えた「かってかれのもっていた名誉も名声も、すべて失われる。このことわりを見たならば、淫欲の交わりを断つことを学べ。」(スッタニパータ)

 「ボクの細道]好きな俳句(455) 正木ゆう子さん。「簪をぷすりと山へ初ざくら」(ゆう子) むむむ。凄い作品です(だと思います)。簪(かんざし)を黒髪にプスリと刺すとき、女性の脳裏をよぎるのは? それはボクには想像がつきません。しかし、あえて想像するなら、揚句の「山へ」「初ざくら」を比喩であるとするならば、かつて花柳界で行われたような習わしなどが思い浮かぶのです。もちろん、作者がそこまで意図されたかどうか? それはわかりません。

         つつ鳥は林の中がいいのです