木魚歳時記 第2669話

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 (最上についての八つの詩句) 師(ブッダ)は修行僧に説かれた「かれ(世間の思想家)は、見たこと・学んだこと・戒律や道徳・思索したことについて、自分の奉じて いることのうちにのみすぐれた実りを見、そこで、それだけに執著(しゅうじゃく)して、それ以外の他のものをすべてつまらぬものであるとみなす。」(スッタニパータ)

 「ボクの細道]好きな俳句(433) 仁平 勝さん。「いろいろの匂ひしてくる花見かな」(勝) 下司(ゲス)な鑑賞をすればお花見弁当のことなど思い浮かべてしまいます。しかし、なにせ俳論を展開すれば一流の仁平さんです。『いろは匂へど散りぬるを我が世誰そ常ならむ・・』つまり「いろは歌」(諸行無常)のことなど連想してしまいます。あつ、これは少し飛躍しすぎでしょうか? ボクは誇大妄想癖が強いので困ります。

        春ともしS氏奇策の賭に出る 

                       賭(かけ)