木魚歳時記 第2626話

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 (二種の観察) 師(ブッダ)は修行僧に説かれた「それら(虚妄)は実に、神々並びに世人には安楽であると一般に認められている。またそれらが滅びる場合には、かれらはそれを<苦しみ>であると等しく認めている。」(スッタニパータ)

 「ボクの細道]好きな俳句(390) あざ蓉子さん。「梟のしばらくは闇それからも闇」(蓉子) 「梟」(ふくろう)は冬の季語です。なぜ冬なのか? 季語集では、梟(ふろう)は夜行性で小動物とか昆虫をとらえるとあります。しかし、冬季とする明確な説明はありません。察するに、渡りがない(留鳥)、繁殖の時期? 羽毛が立派になる季節? などなどが考えられます。それはともかく「梟」と「闇」はぴったり。それに間違いありません。

         村中を精いつぱいに蜂が飛び