木魚歳時記 第2596話

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 (二種の観察) 師(ブッダ)は修行僧に説かれた「この無明(むみょう)とは大いなる迷いであり、それによって永いあいだこのように輪廻してきた。しかし明知(みょうち)に達した生けるものどもは、再び迷いの生存に戻ることはない。」(スッタニパータ)

 「ボクの細道]好きな俳句(362) 藤田湘子さん。「天山の夕空も見ず鷹老いぬ」(湘子) 玄奘(げんじょう)の『西域記』にあやかりたい。と、ボくも、長安(西安)をふりだしにウィーグル自治区までたどりついたことがあります。天山山脈につらなる天湖、交河故城(こうがこじょう)、葡萄(ぶどう)の谷、ウイーグル族のバザール(市場)、などなど、いまだに鮮烈に記憶として残っています。その後、何度か、天竺(インド)にまで! と考えましたが「ガンジスの夕焼も見ずに僧老いぬ」となりそうです。 

        冬帝のいたく愛でたり烏骨鶏 

                      烏骨鶏(うこっけい)