木魚歳時記

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木魚歳時記 第2591話

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 (二種の観察) 師(ブッダ)は修行僧にいわれた「かれらは心の解脱を欠き、また智慧の解脱を欠く。かららは(輪廻を)終滅させることができない。かれらは実に生と老とを受ける。」(スッタニパータ)

 「ボクの細道]好きな俳句(357) 石田波郷さん。「霜の墓抱き起こされしとき見たり」(波郷) 二つの場面が浮かびます。何かの事情で、倒れていた墓石(凍てた)を、家人が抱き起すのを眺めている自分(作者)。もう一つは、突然、墓石のそばに倒れ込んだ自分(作者)。そして、自分(作者)が抱き起される瞬間に、ふと、スローモーション映像でも眺めるかのように、あらためて、我が家の墓石(凍てた)を見ている自分(作者)がいる。ボクは後者であると思います。高齢者である読者としは身につまされるような作品です。 

         電池切れ赤のマークの姫始