木魚歳時記 第2568話

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 (ナーラカ) 師(ブッダ)はいわれた「たとい園林のうちにあっても、火炎の燃え立つように種々のものが現れ出てくる。婦女は聖者を誘惑する。婦女をしてかれを誘惑させるな。」(スッタニパータ)

 「ボクの細道]好きな俳句(335) 小林一茶さん。「青空にきず一つなし玉の春」(一茶) 小林一茶さんは、もちろん偉大な俳人であります。ただし、一茶さんの作品の多くは、諧謔味(かいぎゃくみ)の中に、どこかシリアス(厳粛)な雰囲気がつきまとうような気がいたします(そこに魅かれるわけですが)。ですから軽々にご紹介することをためらってきました。ところで、揚句は、素直で、おおらかで、美しくて、新年にふさわしい作品と思いご紹介をしました。

         四日はや尻から溶ける雪坊主