木魚歳時記

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木魚歳時記 第2557話

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 (ナーラカ)序 シャカ族の人々が憂いているのを見てアシカ仙人はいった「わたくしは、王子に不吉の相があるのを思いつづけているのではありません。またかれに障(さわ)りはないでしょう。この方は凡庸(ぼんよう)ではありません。よく注意してあげてください。(スッタニパータ)

 「ボクの細道]好きな俳句(325) 金子兜太さん。「冬眠の蝮のほかは寝息なし」(兜太) 兜太(とうた)さんの俳句としては、比較的、抒情的でわかりやすい作品です。冬の季語に「山眠る」があります。これは、山にある万物が春を迎えるための冬眠に入ることです。蝮(まむし)以外の「いきもの」が死に絶えたわけではありません。ですから、冬の間、山のあちらこちらで、生きとし生ける「いのち」の息吹がひそかに伝わってくるのです。そのへんのところを「蝮のほかは寝息なし」と、逆説的に描き出しているのです。

       酔いどれの熊がごちやごちや枯木山